東北と世界をつなぐ音楽の祭典
バルーン構造の移動式コンサートホール

東日本大震災直後、ヨーロッパ屈指の音楽祭であるスイス「ルツェルン・フェスティバル」は、音楽を中心とした芸術により、東北地方の文化・精神の長期的な復興を目指す「ARK NOVAプロジェクト」を開始。そして2013年は、日本が誇る景勝地・宮城県松島町にて『ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島 2013』を開催。

世界的建築家・磯崎新氏が、イギリス人彫刻家 アニッシュ・カプーア氏と協働し、約500名収容の可動式のコンサート・ホールを製作。この「ARK NOVA（新しい箱舟）」ホールを中心に、松島町のあらゆるエリアで、アーク・ノヴァプログラムを実施。

世界の第一線で活躍する音楽家たちによる、東北ユース対象の演奏指導ワークショップや世界を代表するアーティストによる演奏、世界と東北地域の文化が融合したインタラクティブな交流等、期間中さまざまなプログラムを展開。

また、コンサートホールには、ワークショップで製作した瑞巌寺の伐採杉を活用した椅子が設置され多くの来場者を迎え入れた。