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WALL ART PROJECT
TYO壁画リニューアルプロジェクト
WALL ART PROJECT
皆さんご存知でしょうか。実はエクシード東京の会議室には壁画があることを。
※「知らないよ~」て方はエクシード東京の紹介ページへ!
紹介ページの画像の壁画は約5年前、現在の場所へ移転した際に、アーティスト・お客様・社員の共同で描いたもの。
この5年で人・体制・社名と、エクシード東京を取り巻く環境は大きく変化しました。
5年前とは確実に違う現在のエクシード東京、そしてこれから訪れる未来の変化への意気込みも込めて、壁画のリニューアル「WALL ART PROJECT」を決行することにいたしました。
前回は参加者一人一人が自由に赴くままに筆を走らせた壁画。
今回のプロジェクトでは「主旨に一捻りを入れたい!」と、アーティストさんにご相談した結果、中々楽しい内容となりました。
「ぜひ皆さまにご紹介したい!」ということで本記事でレポートさせていただきます。
ご協力アーティストのご紹介
ご協力いただいたアーティストはオオヤサヤカさん。
実は前回の壁画の制作もお願いしています。
エクシード東京が普段のお仕事でも大変お世話になっている方で、イベントだけでなくTV・映画やドラマへの作画提供や美術監修、CM出演など多岐にわたる活動をされているアーティストです。
※オオヤサヤカさんのSNSはこちら。
早速オオヤサヤカさんに今回の企画についてご相談。
社員>「今回もお客様を呼んでわいわい楽しく描きたいのですが、前回と全く同じではなく、ちょっと一捻り入れたいんです。私たちは普段ロジカルな考え方中心に仕事をしていますが、思考が偏るというか・・目の前のに見えているものに囚われすぎて、仕事やお互いに対して見えなくなっている部分があると思うんです」
弊社からのぼんやりとしたご相談内容にも呆れずお付き合いいただき、何度かのMTGを経てオオヤサヤカさんからご提案いただいたアイデアがこちら。
それは、社員向けに「アートを用いたトライアンドエラーの疑似体験ワークショップ」を実施するというもの。
夜は社外のお客様をパーティーに招き、そのワークショップを生かした手法で楽しく描いてもらう、という2部制の企画で進めることになりました。
第1部:ワークショップ
壁画制作=トライアンドエラーの疑似体験をする
まずは第1部ワークショップの方法のご紹介。
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① くじ引きでチームを組む(今回は3チーム結成)
② 実行の決定権を持つ人(D:ディレクター)と絵を描く人(A:アシスタント)に分かれる。
③ D同士で30秒間相談。(Aは同じチームのDに質問をしてよい)
④ DがAに使う道具・絵の具・どんな絵を描くか指示を出し、AはDの指示に従い共通の一つの壁へ絵を描く。
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この企画の狙いは「壁画制作=普段の私たちの仕事場(イベント現場)」と仮定し、トラブルによるトライアンドエラーを疑似体験いただくことで、今まで見えなかったお互いの違いを認識するという考えを感じることです。
小難しく書いてしまったのですが、無意識の思い込みや行動が起こす出来事から、「実は○○さんって自分の思っていた印象とは違ったかも」「自分の考えの癖ってこうかも」と気づくきっかけになるかもね、というのが今回のワークショップの狙いの一つです。
ちなみに、オオヤサヤカさんからのワークショップ後の総括では、「エクシード東京は真面目ですね」と感想をいただきました。
慎重に確実に進めるイベント制作会社ならではの性格が見事に現れたコメントに、社員一同苦笑い。
改めて自分たちの癖や性質を認識したと同時に、自分達に何が必要なのかを考えるきっかけとなりました。
第2部:交流パーティー
話して、食べて、飲んで、お客様と楽しみながら壁画を描く
第2部は普段お取引のあるお客様との交流パーティーをしながら壁画を描くというもの。
社員と招待のお客様でペアを組み、壁画の制作をいたします。
パーティーは18時から。徐々に賑やかになる会場に、この5年で広がったご縁に感慨深いものを感じました。
最初は落ち着かない様子だったお客様たちも、美味しい食事とお酒で気分も緩み、壁画制作に興味を持ち始める方もちらほら。
次第に筆を握る方も増え、あっという間に壁画は1部とは全く違う表情へと様代わりしました。
最後はアーティストによる仕上げ
オオヤサヤカさんが大胆に壁画を完成させていく
翌日からはオオヤサヤカさんによる仕上げ作業がスタート。
会議室という用途に合わせて、全体の色のバランスを大胆な筆使いで、かつ繊細なセンスで仕上げていきます。
2日間でオオヤサヤカさんによって仕上げられた壁画は、ポジティブで明るい気持ちになるような鮮烈な印象を与えます。
また、モチーフが無いからこそ一筆一筆に社員・お客様による様々な思いや感情が込められていることを感じます。
壁画を見た人が自由で熱いインスピレーションを受け取れるような、そんな壁画へと完成いたしました。
アートは手段
型にはめずに、自由に感じる。
普段、私たちの仕事の中では日常的に接することのない「アート」。
今回のプロジェクトでは「アート」に触れることで、各々の気づきのきっかけになればと思い実施しました。
その気づきは「絵を描くことは楽しい!」だったり、「物事に対して何かバイアスをかけてたかも」とか、それぞれの答えがあると思います。
これからの未来、「イマジネーション」が大事になるとひしひし感じる中で、ほんの少し視野を広げて「気づくこと」の大切さを胸に、
イベントという人々の感情を揺さぶる仕事をする私たちが、今一度何ができるか改めて考えたいと思いました。