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イベントレポート
他では読むことができないイベントアーカイブ、「つくる人からお伝えします」vol.1。参加者の目線ではなく、イベントをつくりあげるプロの1人から、イベント当日の様子をレポートする。
記念すべき第1回は、
3.11大震災メモリアルトーク『思いと未来を語る』
宮城県が河北新報社とともに、東日本大震災で亡くなった方の追悼と被災地の復興を祈念し、「震災の記憶を忘れず、未来への歩みを伝えていくトークイベント」を実施。
本来はリアルイベントでの開催だが、今年は新型コロナウイルスによる感染状況を鑑み、オンライン配信での開催となった。塩竃市出身タレントの山寺宏一さんをMCに迎え、今回は被災地支援に携わるゲストを3名招いた。トークイベントの様子は公式サイトにてアーカイブ公開中。
公式サイトをクリック→3.11大震災メモリアルトーク『想いと未来を語る2022』
※アーカイブは2022年4月~9月の公開を予定しております。視聴可能期間が終了次第、アーカイブ配信は終了となりますのでご了承ください。
それでは早速、進行ディレクター高山の一日に密着。
10:00 会社出発
イベント本番は19:00開始だが、出発は10:00。イベントで使用する備品を積み込んでいく。今回はスタジオ収録なので荷物は少なめ。
11:00 テクニカルリハーサル
事前に綿密に設営打合せを実施していた為、到着時には問題なく設営がほぼ終了。そのため予定通りテクニカルチェック、リハーサルがスタート。出演者の立ち位置、レイアウト確認、カメラ位置調整、音響機材、配信画面の確認・・・これらをチェックし、会場の微調整をしながら進行管理を行う。
15:00 トークリハーサル
事前の打ち合わせはオンラインミーティングにて実施。
ゲスト同士の顔合わせは初めてのため、アイスブレイクも兼ねてお互いの知識を深めることで、スムーズなトーク進行が生まれる。
19:00 オンライン配信本番
いよいよ本番。
アナウンスのタイミング、スライドの切り替え、タイムキープ…オンライン配信全体を管理し指示を出していく。入念なリハーサルのおかげで順調に進むトークショー。高山は厳しくも温かな目でステージを見守っていた。
これまでに携わってきたイベントの中でも、
メモリアルイベントは特別思い入れが強いと高山は語る。
2013年から実施してきたこのイベントは、数多くの支援や人の支えへ「ありがとう」の感謝の意を込め、新たな一歩を踏み出すことをテーマとして掲げている。これまでのイベントでは、詩の朗読・アーティストライブ・応援などのステージイベントが中心であった。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、同じ場所で同じ思いを共有することが難しい世の中になった。けれども世の中を取り巻く環境は変われど、震災の記憶を忘れず未来へ繋げたい想いは変わらない。昨年度からはオンライン配信に切り替え、全国どこからでも閲覧できるようにと、心の復興への取り組み、そして想いの継承を続けている。
東日本大震災から今年で11年目を迎えた。宮城県に拠点を置くEXCEEDが、継続して震災復興に携わり発信していくことが役目であり、意義があると考えている。